2012年3月18日日曜日

上司の指示で書き換

産経新聞web版から「石川議員の虚偽報告書、上司指示で書き換えか 複数検事、関与の可能性」との記事が配信をされたのが3月16日(金)であった。

この記事を読んでも、驚きもしない自分がいる。「さもありなん」・・・個人的な予想でしかないが、かなりの割合の読者が上司の指示で書き換えたものだと当初から考えていたのではないだろうか?

この記事の最後が面白い。
「小沢被告の公判に影響を与えることも考慮し、判決が予定されている4月下旬以降を軸に検討を進めている」と書かれているのだが、小沢氏の裁判が行われた原因は何なのかを考えたら「
公判に影響を与えることも考慮」ということがあり得るのであろうか?

何にしてもこの国は変な国になってしまったものだ(苦笑


石川議員の虚偽報告書、上司指示で書き換えか 複数検事、関与の可能性
2012.3.16 08:57
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120316/crm12031608590003-n1.htm

 強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の元秘書、石川知裕衆院議員(38)を取り調べた田代政弘検事(45)が捜査報告書に虚偽の記載をした問題で、田代検事が報告書を作成した後、上司の指示を受けて書き換えた可能性があることが15日、関係者の話で分かった。田代検事を含む複数の検事が報告書の「改変」に関与していた疑いが浮上した。検察当局は虚偽記載の背景にこうした指示があったとの見方を強めており、当時の上司らからも説明を求める方針だ。

 問題の報告書は平成22年5月17日付で、小沢被告を起訴相当とした検察審査会の1回目の議決を受けて作成された。東京地検特捜部に所属していた田代検事が、石川議員を再聴取した内容が記載されている。

 報告書には、石川議員が「『選挙民を裏切ることになる』と検事に言われ、(小沢被告の関与を認めた)供述を維持した」と話したことなどが記されているが、石川議員の隠し録音記録には、こうしたやり取りはなかった。田代検事は小沢被告の公判で「思い出して作成したので、記憶が混同した」などと釈明している。

関係者によると、田代検事は石川議員の聴取直後にいったん報告書を作成。当時の上司に内々に報告したところ、記載内容などについて具体的な指示を受けた可能性があるという。田代検事は小沢被告の公判廷で「(報告書は)数日かけて作成した」とも話しており、指示を受け数日間で書き直したとみられる。

 報告書は検審に送付され、小沢被告を起訴すべきだとした2度目の議決の根拠の一つになったとされる。市民団体の告発を受け、虚偽有印公文書作成などの罪で捜査している東京地検は田代検事から任意で事情聴取しており、立件の可否を慎重に判断する。法務省は田代検事らの行政上の処分を検討している。

 処分の時期については、小沢被告の公判に影響を与えることも考慮し、判決が予定されている4月下旬以降を軸に検討を進めている

http://sankei.jp.msn.com/images/news/120316/crm12031608590003-p1.jpg